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花屋の独立は個人で開業されるケースがほとんどです。
お店のコンセプトを考えるには、ターゲットが最も重要です。どんな人をターゲットにするかによって、どこにお店を構えるか立地場所が変わりますし、店舗のレイアウトや広さも変わります。また商品である仕入れる花も変わってきます。そして単価もターゲットに合わせたものになります。
例えば、年齢層が高く時間とお金に余裕のある人をターゲットにするなら、そういったターゲットの住んでいるエリアにお店を構える必要があります。
時間のあるお客様に対して、花を売るだけでなくスクールも行うなら、ある程度の広さが必要です。広さを求めるとなると、家賃の高い街中では難しいかもしれません。
といったように、ターゲットが決まると店舗を探す条件など決まってきますので、まずはどんな人をお客様にしたいかを具体的にしましょう。
花屋の開業にかかる資金には主に以下のものがあります。
●店舗
店舗を借りる場合には、賃貸料がかかります。
●店舗内装・外装
どのくらい改装するかによって必要な資金が変わります。
●什器・備品
花屋の設備投資で重要なのは、花を保管する冷蔵庫(フラワーキーパー)です。
冷蔵庫の代わりに機能性の高いエアコンを導入するケースもありますが、花は鮮度が命なのでどう保たせるかしっかり考える考える必要があります。
●花
仕入れ業者によって鮮度に違いがでることがあるので、仕入れ業者選びは重要です。きれいな花を長持ちさせることができる業者を選びましょう。
開業までの主な流れは次のとおりです。
※上記スケジュールは、あくまで参考イメージとなります。
いつオープンするのか、どのような方達をターゲットにするのか、どんな花をいくらで提供するのか、どこでどのような店舗を構えるのか、どれだけの規模(売上や客数など)で運営して、スタッフは何人雇うのか、といったことを考え、店舗コンセプトを実際に書き出してまとめていきます。
生活資金はどれだけ必要なのか、その生活資金の糧となる利益を稼ぐために商品・原材料の仕入れ、家賃、人件費、設備費、その他経費などにどれだけ資金を投入していくか、その投入資金を回収するためにどれだけの売上をあげなければならないのか、そしてどう売上をあげていくのか、これらのことを事業計画書としてまとめます。
花屋の場合は特に、仕入れ業者選びは慎重に行いましょう。仕入れる時期は変わらなくても、鮮度やメンテナンスに差があると花の持ちが変わってきます。
鮮度がいいと長くお店にレイアウトできるので、ロスが少なくなりますし、いいイメージのまま店舗の装飾ができます。
また、常時花を生けるお客様は違いがわかるので、評判になったりもします。
客層、客数、客単価などの商売環境がお店のコンセプトに合うのか、家賃、住居からの交通費、駐車場代などの経費が事業計画書通りか、を考慮して物件探しを行っていきます。
花屋の場合は日照条件が重要です。北、西と南向きは避けたほうがよいです。冬でも室内だと花が傷みやすいですし、日照条件によって電気代もかなり変わります。
必要資金の把握と融資の申請を行います。お店のコンセプトが決定し、事業計画書の作成が終わった段階で必要な資金の概算がわかってくると思います。
花屋の店舗づくりでは、外側に向けたレイアウトも考えましょう。外からよく見えるようにガラス張りにしたり、外向けに花を置く、花を外に出すなど華やかに見せることが大事です。看板より花を主役に考えましょう。
当初の事業計画書にズレはないか、実際にかかっている費用・期間を考慮して事業計画書を見直します。
オープンまでにSNSアカウントを作成→投稿して下地を作っておきましょう。特に、花屋の場合はInstagramは必須のSNSです。
場所が決まった時点から、「来年の●●月オープン」と告知をし、レセプションのお知らせなども積極的に案内していきましょう。
店舗型なので、ここにできるというのをできるだけ早くから宣伝しておいた方がよいです。
また、近所の方への挨拶まわりも必要です。チラシを配ったり、ショップカードを置いてもらえるように近所のお店(ターゲットに合ったお店)にお願いをするなど、地域に根差した商売には地道な宣伝活動も大事です。
店舗改装の完了及びチェック、什器・備品の搬入。
頭の中の計画と実際に行動した結果には誤差があることがほとんどなので、プレオープンは必ず行なった方がよいです。
「レシートは不要だと判断して出さなかったら、手書きの領収書よりレシートが欲しいという声がでた」などオペレーションを確認することではじめて分かることもあります。
花屋開業の開業支援をさせていただいたレポートをまとめております。詳しい内容は下記のリンクよりご確認ください。
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