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公開日:2019年05月24日 / 最終更新日:2019年05月24日
著者:根津大介(税理士)
多忙な時期が2年ほど続き、なんとか数日休みが取れることとなったので、久々の家族を連れての里帰り兼家族旅行に行ってまいりました。
いざ!仙台へ!
久々ということもあり、うちの奥様は張り切って『旅のしおり』まで作っておりました(ちゃんと「当日までに熟読するように」という課題まで頂きました)。
あまりにも多忙なため、妻には「ワンオペ育児」と罵られ、家に帰ると殺気立っていることもありましたが、いくらか日頃の感謝の思いが伝わればと私も当日は張り切って、夫業及び父業を完遂しようと決意しておりました。
普段子供との接する時間も少なく、父と子との触れ合いに不安半分、期待感半分で当日を迎えました。
4歳になるうちの子はいつもはあまり見かけることのない父親の存在と飛行機を使っての旅行に期待を膨らませているのか、楽しそうに、そして饒舌に両親に向けて話をしておりました。その話の内容は様々でしたが、その話は途切れることなく力尽きるまで続いておりました。
私はあまり子供の扱い方が得意な方ではなく、苦手で、自分の子ですらどう扱っていいのかわかりません(日頃接する機会が少ないため今回は特に感じました)。
ただ、当の本人はそんなことはあまり気にしていない様子で、逆にいつもいない人がいるのが物珍しいのか、嫌がらずに私の相手をしてくれました。
私の気持ちとは関係なく、4歳の子供はよく笑ってくれます。大したことをしていなくてもよく笑ってくれるので、こちらも調子に乗ってくるわけです。(勘違いして大人にやってもうけないようなことでも)こちらが楽しくなってきますね。
ふと思うのです。
子供はとても笑いますよね。
みなさんは日頃笑っていますか?
赤ちゃんは1日平均400回以上笑うと言われておりますが、大人になり年を重ねると1日15回程度しか笑わなくなるらしいです。
税理士という職業は地味で、まじめで、数字しか見てない、日頃笑わない根暗な人がやっている職業だと思われている(目指す前は私はそう思っておりました)せいか、初めて対面される方は特に緊張した面持ちで面談に挑まれております。
どうしても私はその雰囲気が嫌いで、最初に会う人とは大抵仕事とは全く関係のない事、特に相手が興味を持ちそうな話題や得意なジャンルの話題を振ったりします。その話題には笑いを取り入れながら(芸人ではないので「クスッ」といった程度ですけど)自分も笑顔で接するようにはしております。
私の通っているビジネススクールの講師がいつも眼光が鋭く、私が少しでも気を緩めていると質問を名指しで刺してくるので気を抜けませんが、その方は関西人なのでベタな笑い(あまり万人うけしない笑いなんです)がとても好きで、たまに生徒の前でネタを振ってくるのです。
生徒はそんな方の投げかけなので、
もちろん、
まじめに、
スルー
します。
ただ、そんな眼光鋭い人でさえ、そのネタに屈託のない笑顔で言われると自然とこちらも笑顔になります。そしてとても親近感も湧いてくるのです。(これが狙いか!)
「笑い」ってビジネスにとって、とても重要なことだと思いませんか?笑顔になる事で親近感が湧き、距離感も縮まる事で信頼感への一助けとなり、ビジネスの成功へ繋がっていくように思われます。
クライアントと面談する時は仕事の話は要点だけをまとめて短時間で済ませます。面談時間のほとんどは、世間話、相手が興味を抱いていること、将来の夢や希望、家族の事など仕事には直接関係のない話が多いです。(たまに仕事の話をするのを忘れて、後で電話でしたことも・・・)そんな話の中、多少笑いのエッセンスを加えるとそのクライアントは生き生きとした顔になって話をされています。そんな笑顔を見ているのが私は好きなんですね。
仕事は楽しくやるものだと思っているので、事務所でも笑い顔が多くなるように従業員には積極的に話をするようにしております。
最近では、世界のトップスクールで職場の笑いについての研究が行われているようで、仕事の生産性や創造性を劇的に上げ、社員の離職率を下げるなど様々な効果が表れているようです。
みなさんも笑顔の多い仕事を心がけてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。