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陰日向に咲く

公開日:2019年09月07日 / 最終更新日:2019年09月07日

著者:根津大介(税理士)

『陰日向に咲く』という小説を読んだこともないし、映画やテレビでも見たことはないので、内容はわかりませんし、この言葉の意味すらわかりません。

ただ、この言葉のフレーズが好きなんです。私の生き方を表しているかのようで。

 

 

幼少の頃よりあまり目立ちたいタイプではありませんでした。

クラスの中心、リーダーグループの一員、引っ張て行く存在ではなくどちらかと言うと教室の隅の方で、友人と一緒に自分たちの世界で楽しんでおり、リーダーなどについていくタイプでした。

 

それは大人になっても変わりませんでしたが、大人になるにつれ、そんな性格に加えて誰かの役に立ちたいとか支えになりたいという思いが芽生えてきておりました。

そのため「ナンバー2」、「参謀」、「軍師」「縁の下」、「黒子」といった立場に憧れやカッコよさを感じるようになっておりました。

 

税理士事務所に就職し、資格を取り、独立するようになるとより一層その思いは強くなりました。

 

以前、顧客拡大のためにBNIというところに所属しておりましたが、その時もビジターホストという役割を頂き、ドアマンのように暑い夏の日も冬の寒い日も1年間,、外でビジターとして来られる方のお出迎えをさせて頂きました。

 

嫌がる人もいるかもしれませんが、これでなかなか楽しいものなんです。

ビジターとして来られた方は朝が早いため人通りもなく、初めてのところなので、心細く不安な顔をされてお越し頂くので、「おはようございます。会場はこちらになります」と声をかけるだけで安堵感に満たされた顔になっておりました。

そんな顔を見るたびに良かったと思いますし、この役割の必要性を感じて誇らしくも思っておりました。

 

 

『陰日向に咲く』=税理士。

税理士は地味な職業ですが、社長やオーナーなどが高いパフォーマンスができるように常に考えながら行動し、決して前には出ず、陰ながら支え、応援する大切な職業で、誇りに思っております。そんな税理士という職業が私の天職だと思っております。

 

 

ただ、その大切な職業でも役割について、その良さについてみなさんに発信していかなければ、誰も理解してくれないし、必要としてくれる方のところに届きません。

 

先日、私の眼光鋭いマーケティングの先生から自分の存在を発信しなければ見てもらう事すらできないと言われ、「それで!いつやるの?」と詰め寄られておりました。

 

必要としている方達の陰の存在であり続けるためには表舞台に立たなければいけない。

自分が目指すものを達成するためには自らの生き方を変えてでもやらなければいけないことがあるのかと思います。 

 

人は役割が変わればやるべき事も変わります。それはその人の人生においてやったことがない事ややりたくない、避けていたことでも、その先の自分の夢や目標を叶えるために乗り越えなければならないことは多々あると思います。

信念を変えろというわけではありません。信念を貫き通すために自ら変わらなければならないと思います。

 

社長は人を動かすことが仕事だと思います。ただ、社長自身が覚悟を決めて自分の役割、立場を考えて行動しなければ周りはついてこないし、周りが変わることもないと思います。

 

 

よく従業員に対して働きが悪い、仕事ができない、こちらのいう事を理解できない、信頼できないとか仰っている方がおりますが、それは間違いだと思います。そう行動して欲しいのであれば、その人を変えるのではなく、自らが変わらないとダメなんです。

そんな行動を見て、周りが心を動かされて、自ら行動しようと思うのです。

 

 

自らを変えることは辛いことかもしれませんが、その先にある自分の目標のために行動することは自分のためでもありますので、勇気を出して変える努力をしてみてはいかがでしょうか。その先に見える頂は素晴らしいものだと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。