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お仕事の辞め時はいつですか

公開日:2019年06月22日 / 最終更新日:2019年06月22日

著者:根津大介(税理士)

 

 

いつまで現役でバリバリ働くかみなさんは考えたことがありますか?

私も若い時は「そんな遠い先の話はまだまだ考えなくても良い」と思っておりました。

 

若いサラリーマンの方は殆どの方が定年について考えていないかもしれませんが、この歳になると同級生、50代・60代の経営者の方から定年の話について耳にすることがあります。

 

世間的には企業が定年を65歳まで延ばした。

政府はこれからは70歳まで定年を延ばすと政策を述べたりしております。

企業の実態としては厳しい反応です。

もちろん国の政策上、年金が枯渇しており、現役世代を増やすために定年を伸ばすのは当然のことで、それに対し企業もその施策に否応なしに従うしかありません。

 

ただ、政策に従うべく企業は定年を延ばしておりますが、昔のように年功序列で昇りつめた管理職のまま定年を迎えられるのは皆無に等しいようです。大手の企業であればあるほど言われているのが50歳での実質定年です。

50歳で昇給が止まり(会社によっては役職を下ろされたことで新入社員並みに減給になる)、役職も降ろされ、部下も権限も与えられない部署に配属されるとのことです。実質辞めろと言わんばかりに。

 

 

先日、トヨタの社長が終身雇用を維持するのは難しいと正式な場所で発表されておりましたが、会社の会計を見ている私も理にかなった正論だと思います。

年々各社員の給料を少なからず定期昇給させ、将来のための新しい人材を採用し、優秀な人材を会社にとどめるために役職をつくりながら終身雇用を維持するためには会社は常に拡大し続けなければならない。規模が大きければその速度も速くなります。このご時世でそんなスピードで拡大し続けている会社がどれほどあるでしょうか?この日本国内で!

 

 

定年はサラリーマンだけに限ったことではありません。

経営者の方と面談をする際、殆どの方に「いつまで現役でやられますか」とお聞きしております。

「死ぬまで現役だよ」、「早く辞めて悠々自適の暮らしをしたい」、「どうだろう?」などなど人それぞれだと思います。やはりこの問いに対してもサラリーマンの方と同じように考えたことがないと言われる方が多いです。

 

経営者の方は経営計画や事業計画など会社の目標などを考えて計画を立てるのに人生の計画や目標は立てられる方は少ないですね。

 

同じように考えてください。会社経営も人生の経営も一緒ですよね。

どこに目標を立てるかによって今の行動が変わりますよ。

 

 

サラーリマンであろうと事業経営者であろうと自分の人生をどう生きるか、どこをゴールと定めるかを考えてみてください。そうすれば今の行動が現状がその目標に沿っているのか、目標が達成できるスピードで行動出来ているのかなど現状分析ができると思います。

 

より良い人生を自分の足で生きたと言えるためにはその場その場で流されることなく自分の計画を達成させるために行動することだと思いませんか?

 

 

私は55歳には代表を辞めて若い世代に経営権を譲り、その後は事務所の一外勤担当者として収入を確保しながら、私がやりたいと思えることに時間を費やしていきたいと思っております。

 

 

みなさんも人生の事業計画を立ててみませんか?

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。